レインボウ・ルーム(マンハッタンの夜の夜景)


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満腹レインボウルーム
満腹レインボウルーム

5番街を観光馬車が走る
ヒルトンホテルが見える
5番街 馬車

5番街 馬車

白塗りのリムジン
ニューヨーク リムジン

地下鉄入り口
ニューヨーク 地下鉄入り口

シェラトンホテル周辺
ニューヨーク シェラトンホテル周辺

シェラトンホテル前
ニューヨーク ホテル前





















レインボウ・ルーム(マンハッタンの夜の夜景)

 部屋へ上がる前にJTBツアーデスクへ行くと、
「ルームではないが、グリルの方を8時半に」
取れたらしい。
「ルームはダンスフロアがある方」
なのだそうだ。グリルはGEビルの65階である。
 8時半からなので7時50分ぐらいまで、部屋でしばし休憩。汗をシャワーで流し、水を飲む。奥さんはビールを一本飲んでいた。7時50分過ぎ。ホテルのロビーへ。僕はスーツを着て、奥さんはグレーのパンツに黒のいいニットを着て下りていった。JTBのツアーデスクに60ドルぐらいのコースの注文の仕方を聞くと
「わかると思いますよ・・・・云々」
と言われ、まあ大丈夫だろうと腹をくくり、要は楽しめばいいわけだからと、少々気後れする己を励まし、ホテルの北口から歩いて向かった。GEビルはゆっくり歩いて10〜15分ぐらいか。朝行ったロックフーェラーセンターにある。GEビルの表は閉まっていて、北口の「NBC」と書かれたところから入り、専用エレベータで65階へ。エレベータに乗る時、黒人のボーイに
「ボタン押さなくてもいいですよ、お客さん(サー)。」
と言われる。このサーは意味はわかっていても、言われるとこそばゆい感じがした。65階へ着きエレベータを降りると、でっかい黒人の受付に
「アイリザーブド、ディスレストラン云々」
と、名前を言うと、
「いらっしゃいませ。あっちへ行って、左です」
と言われる。(たぶん)その通りに行くと何やらバーらしきところへ。奥さんが心配になって
「ここ、レインボーグリルなん?」
と、僕に聞くので
「ここ、レインボーグリル?」
と、ボーイに聞くと
「そうです、お客さん」
と言われたので、
「予約しといたんだけど・・・・・」
というと、席へ案内してくれた。早速、ガラス張りの外の夜景を見るが、8時20分だというのに未だ完全には日は暮れておらず、60ドルのコースを二人で注文し、しばし待つことに。
注文の仕方は簡単!メニューを持ってきてくれるのでそれを見て指差せば、誰にでも注文が出来ます。全てに値段が書いてあるので心配無用!
 ここは、エンパイヤ―ステートが真ん前に見えることでも有名だが、映画のワンシーンにもよく登場するらしい。夜景を眺めているとウエイトレスが来て
「ワイン?オア、ビア?・・・・云々」 
「ウオーター・プリーズ」
「コールド・ウオーター?」
「イエス・コールド・ウオーター」
うんと頷き、持ってきてくれる。その内、パンが出た後、皿いっぱいのシーフードサラダが出てきて食べる。25,6センチの皿に、葉っぱばかりではなく、蟹、海老、牡蠣、イカ、貝など様々な具がてんこもりの山盛りで出てくるとは思わなかった。二人別々である。注文したコースは品数が少なく、 心配だったが量は十分足りるなとこの時思った。フォークでさして食べているうちに、だんだん腹も膨れてきたし、日もいい具合に暮れてきた。パン(デニッシュ)は余り美味いとは言えなかったが、サラダがおかず的なボリュームなので、一個お代わりをしてしまう。 サラダを食べ終わり、しばらく夜景や、一番窓際と言うわけではなかったので他の客の様子を見たりして、しばし待つ。とにかくよく食べ、陽気によく喋る客達だ。
 次に出てきたのが、骨付きの牛ステーキで、こぶし2つを合わせたような塊だった。 これは決して一枚と数えるのではなく、一個と数えるのがふさわしい厚さ、そして大きさであった。 ゆうに6センチは厚さがあったように思う(本当です)。付け合せの野菜もゴロゴロと一つの皿に盛りこめられ、我々はその野菜まで、フォークとナイフで切って口へ運んだ。 そのあまりの量にペースは次第に遅くなり、僕はそれでもなんとか全部食ったが奥さんは残してしまった。 いつもなら奥さんの残りは食う僕だったが、その時はとてもじゃないけど食えなかった。
味は少々しょっぱかった。が、隣の大柄のおばちゃん2人は、僕らより後に同じステーキを食べ始め、何時の間にか、僕らより先に食べ終わっていた。 おそるべし西洋人だ!
ステーキの後はデザートで、これまた大きな物だった。いろんな中から選べるのだが、発音が聞き取れないのを理解してくれたのか、 ウエイターは、ケーキ全種類見せてくれた。その中から奥さんはアップルパイ、僕はベリーのタルトを選ぶ。 コーヒーと一緒になんとか全部食べて夜景を楽しむ。
食い終わったら、さあ、さあ、支払いのお時間だ!
「チェック・プリーズ」
しばらくすると、伝票をテーブルに持ってきてくれる。チップは16パーセントほど。(税金の2倍)を入れて計算すると150ドル。それを計算し終わると、ちょうど我々の後ろからウエイターがそれを受け取ってくれ
「・・・・・・云々カンヌン、バイバイ・・」
と僕には聞えたのだが
「戻ってくるって」
と、奥さん。しばらく夜景を見続けていると、何やらウエイター、ウエイトレスが3、4人こちらの方を見ている。その内一人の黒人ウエイトレスが
「何か、他に用あんの?」
てな様子で来るので
「レシート・プリーズ」
と言うと、少し大儀げに取ってきてくれ、それを受け取り、早々に退散する事に。でも他の白人のウエイトレスは
「サンキュー云々」
と言ってくれたし、まずは成功だろう!こちらも笑顔で
「サンキュー」
と返す。受付のでっかい黒人にも
「サンキュー」
と、言っておく。
「写真撮っとく?」
「ええ、ええ」
と奥さんが遠慮するので、この日の夜景は思い出の中にしかないが、少々緊張し、かなり腹いっぱいに食べ、少しどぎまぎした今回のディナーであった。最後までかっこよく出来なかったのが残念!
 次回に雪辱を!
 今回、こういうレストランではいつ席を立ってよいのかわかりかねるので、金を払った時に
「レシート・プリーズ」
と言っておいて、レシートを貰ったときに帰ることにした。
 というのが、向うでは金を払ってもそれで足りてるのかどうか、確認するすべが、無いのだ。また、店も言わないとレシートは出してくれない。
 あっちの人は、足りてるの?というのは顔と、ウエイター、ウエイトレスの
「サンキュー」
で判断しているのだろうが、それでは、ちと、僕にとっては物足りない気がするのだ。で、席を立つのをためらってしまう。
 だから、金を払った時に
「レシート・プリーズ」
が、万全だ。
 でもまあ、慣れちゃえば、金を払った時がどうやら帰る時らしいので、帰る時に、チェックプリーズと言って払って帰ればいいのだけど・・・・・まあ、慣れないんだからしかたない。
 しかし、ここで食べられたんだからと、僕には変な自信がついたのも事実である。
 エレベータで再び一回へ下り、看板の前の記念撮影。その後、10時前だったけど、夜の街をホテルへと帰っていった。途中、馬車が車道の六番街を北へ向けて走っているのを見たり、白塗りのでかいリムジンがヒルトンの横に停まっているのを撮ったりと、結構安心して歩ける夜道であった。 まだまだ人通りも多かった。ジャズのライブは23、24時に始まったりするそうだ。また、ここ数年、警官の数が増えたので、治安がかなり良くなったらしい。だけど「人通りの無いところへは決して入らない、行かない、通らない。」と言うことは守ったし、それはニューヨーク子でも守るらしい。
 というわけで、この日は無事に終了。ちょっと時差ぼけで、体がふわふわした日だったが、天気もよく、観光予定全てクリア。ディナーも食べてと、とても充実した一日であった。



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