クライスラービル 図書館横
グランドセントラル駅 大きい・・・・ |
グランドセントラル駅のチーズケーキ さて、ミュージック・ホールを出てから地下鉄でアメリカ街(六番街)を南へ一つ駅下る予定であったのだが、思わぬトラブルに見舞われた。 というのが、地下鉄の改札機にメトロカードを通して僕が構内に入ったのに、奥さんがどうも入ってこない。カードを通してもOKサインが出ないのだ。 というのが、ラジオシティーで尻のポケットにカードを入れていたらしく横線2筋かっきりと、折り曲げられた跡がついているのだ。テレホンカードのようなもので、曲がるのだが、折り目がつくまでやってしまうとアウトらしい。 僕が構内から奥さんの改札機のところへ行き、見てみるがやっぱり駄目らしい。日本だったら何とかしてくれるだろう?と思ってちょうど駅員が居るステイションだったので 奥さんが聞くと 「ユーベント(あんたが曲げたんじゃろ)」 と、けんもほろろに黒人の駅員に言われた。仕方がないので僕も一旦構外へ出て、奥さんのメトロカードを買うことに。自販で買うのがよくわからないし、面倒なので、その駅員に言うと 「自販で買え」 とのこと。全くもってとんだハプニングであった。またその自販機が本当にわかりにくいったらありゃしない。まあそれでも何とか買って、僕は一度カードを通しているので17分間使えないので「トークン」を一つ、その駅員に言って買ってやっと駅構内へ。奥さんはしょんぼりしていた。が 「ま、これも勉強じゃ」 と、励ます。そして地下鉄に乗り込み41St Ave of Americasで降りる。地上に出て、今度はグランドセントラル駅へチーズケーキを食べに行く。ところがどうも、最初の4、5分間逆のタイムズ・スクエア方向(西)に歩いてしまう。すぐに気づいて引き返す。と言っても200メートルもない。 気を取り直し、ブライアン・パーク、そして、ニューヨーク公立図書館を右手に、クライスラービルを目印に東へ進む。 公園には、のん気にマイベンチ(折りたたみ式)らしきものに座って新聞なんぞを広げているおじさんなんかが居たり、犬が飼い主にじゃれていたりと、ほんと、それぞれ好き勝手で好きな事をして、他人の目なんかぜんぜん気にしない人達が大勢いた。 しばらく歩くと現代的ビルの間に突然!!といった感じで、、中世の厳つい王の居城のようなどでかい「グランドセントラル駅」、これまた迫力のある彫刻が屋根の正面にでんとある、が目に飛び込んでくる。 とにかく 「でっけー」 と言う感想。カメラに入りきらないので道の向こう側へわざわざ渡ってパチリと撮る。記念撮影終わり、奥さんの食べたい「ニューヨーク・チーズケーキ」を探しに駅内へ。 天井には何やら星座が描かれているらしい。人も大勢。色んな階段から出てきて、色んなドアをくぐり、さまざまな方角へ歩いているので、一体どこに目指すケーキ屋があるのか皆目見当がつかない。 インホメーションの若い白人の、日によく焼けたネーチャンに聞くことに。そのネーチャン、ケーキ屋の名前を聞くと、 「あんたも食べるの好きなのね〜、私もあそこのケーキは大好きよ!」 と言った感じで、本当ににっこり笑って、すぐに 「アンダー・・・・・」 つまり、階段下りて行けって教えてくれた。どこの国でも女とケーキは離せないらしい。ケーキ屋は教えられたとおり、すぐ見つかり目的の「ニューヨーク・チーズケーキ」を食べる事に。 飲み物は、レモネードとカフェオレを頼む。お金を払ってから、紙皿に載って紙で無造作にくるまれた、ごろっとしたケーキと、プラスチックに入ったでかいドリンクを手に持ち、日本のマクドナルドで食べるところみたいな場所へ行き食べた。 味は大味だったが、ケーキもでかい。とにかく、アメリカで「小さいな・・・・・」と思ったのは機内食の食い物ぐらいで、後は全部とにかく 「でか!かった」 食っている時、斜め後ろのゴミ箱を、ホームレスが漁っていた。僕らの他に食っているやつは大勢いたが、皆、我関せずといった風でごく自然であった。本当にこのニューヨークは誰にも平等なんだとつくづく思ってしまう。 何があっても不思議じゃないのだ。 さて、大量のドリンクで幾分冷えた体を動かしに、再び観光へ向う。 |