JTBのおばさん。 今見ると、普通なんだけど、 会った瞬間は派手に見えたのです。 いろいろお世話になりました。 ベンチに座って待つことに 眠そうな顔、爆発した髪。 |
ダラス空港 ――俺の鞄を持っていくな!!―― ここでは現地の係員が乗り継ぎ案内をしてくれるのだが、入国審査などは自分でしなければならない。 飛行機を降りてゲートから空港内に入り随分歩いたがなかなかイミグレーションにたどり着かない。 途中、空港の係員に前を行っていた人とは別のほうへ誘導されるので、大丈夫か?とかなり不安になる。 何度も聞きなおした。 結果的には無事にイミグレーションへ。 バッグから、落とさないようにパスポートと航空券(帰りのやつも)、税関の申告書、ビザ免除の紙、などを出す。並んで待っていると、 「どうぞ」 と、並んでいるところとは違う黒人の顔の大きい係官がこっちを見て日本語で言う。僕が行くと、奥さんの方へも 「一緒ですか、どうぞ」 と日本語ではなす。なまりはあるけれど、その顔からは想像しがたい優しい話し方で、緊張していた入国審査だが拍子抜けしてしまった。 と言うわけで、何も問題なくアメリカ入国! 次は一階へ荷物を取りに行く。税関を通る為一旦荷を自分で受け取らなければならないのだ。 AA158便のターンテーブルでちょっと待っていると、我々の黄色のスーツケースと、水色のスーツケースが無事出てきた。 かなり傷がつき、貫禄を増している。黄色はソフトケースだったので心配したが、つぶれ具合もそれほどひどくはなく安心した。 税関の方へ行き、書類を渡すと 「3のほうへ行け。」 と言われ、行くと、スーツケースの中を見るでもなく何をするでもなく、再びスーツケースを預けろと言われる。結局そうぞうしていた、 「これは何?」 とか聞かれることなく通る事が出来た。 エスカレーターで二階に行くと変に派手なおばさん(アメリカ人は派手だ)がJTBのプラカードを持って待っていた。 「○○夫妻ですか」 「はい」 「後一組来ますので・・・・」 と、ベンチに座って待つ事に。この辺は奥さんの日記に詳しい。ほんのちょっと待っていると全員揃って、といっても5名だが、何やら手荷物検査へ進む。 どうしてまた、手荷物なのかと思ったが多分我々はその時一旦入国したので、ゲート外に出たことになっていたのだと思う。だから再び空港内に入る為にそうなったのだと思う。 ボストンバックはX線を一度でクリア。が、我々二人のハンドバックが再検査に。多分ひっつけて並べたのでよく見られなかったのだろう。最初はびっくりしたがなんとか通過。 すると今度はボストンバックを一人の背の高い黒人が勝手に持って行き出した。 「おいおい・・・・・」 突然の事に声もろくすっぽう出なかったが走って逃げないので泥棒ではないらしい。と思っていると、机の上に置いてくれた。 「なんだ、後が込んでいるから運んでくれたのか・・・・・」 と思って取ろうとすると、 「ノ――」 駄目らしい。ガイドに 「何これ」 聞くと 「麻薬の抜き打ち検査」 とのこと。 何やら茶色の薬がついたような布が棒の先に挟んであり、それを我々のボストンバッグのファスナー部分にこすりつけている。 「おい、勝手にきたねーもんでこするな!」 と思ったが胸の中。その後布を何かの機械に通して 「OK」 やっと、受け取る事が出来た。多分、その間は皆の注目の的だったと思う。 「持ってるわけないだろ」 と声が出たが、オロオロしていたに違いない。格好悪! 皆揃ってc24ゲートの方へ。列車に乗って行った。搭乗までの待ち時間、トイレや免税店などに行く。ガイドに荷物を見てやるといわれたが責任とってくれそうにないので、変わりばんこに行く。 |