アメリカン航空 ちらほら人が集まって・・・46ゲート これはJAL これが本人 奥さん |
7月6日 関西国際空港へ 前日午前11時〜12時ごろから雨が降っていたし、大雨になるかもしれなかったので予定 よりかなり早めに関空へ出発する事に。 前日眠れなかった事はなかったが、奥さんと私二人ともか なり興奮して、朝起きてから出発するまでTVを見ながら待つのがかなりしんどくなっ た。 一刻も早く行きたい気持ちがどうしても抑えられない状態。 予定より、かなり早めの出発だ。 結局は、心配していた大雨は列車に遅れを出すことはなかった。我々は無事に関空に着いた。 新幹線、はるかとも自由席だったが上手く座れた。旅行会社に指定 席ではなく自由でとってもらっていたのが結果的によかった。(なぜなら、時間の変更ができるから) 関空の列車のホームからエスカレータで4FのJTB受付カウンターへ行き航空券をもらう。 関空はとにかくでかいと言う印象。後にダラス空港を見ると 「小さい・・・・」 に変わるのだが、その時は井の中の蛙だ。知る由もない。でかく、新しくて、清潔だ。 そこで少しの説明を受け、預ける荷物にタグをつけ、ハードスーツケースに目印のシールを貼った。 そして今度はアメリカン航空のデスクへ、預ける荷物のX銭検査を受けて行く。そこで、 JTBでもらった航空券を見せスーツケース二つのクレームタグをもらって預ける。 今度スーツケースを見るのはダラス空港ということになる。 ちなみに、荷物を預ける場所はフェンスで囲まれ、出入り口には管理する人がいてじっと見張られている。 飛行機の中に変な荷物が入らないようにする為だろう。(テロの前) さて、そのセクションを出ると、今度は関空利用料金を自販で払い、チケット(領収書)を買わなければならない。 そうしないと、出発口を通れないようになっている。そこにも人がちゃんといて、ごまかしがきかない。 我々はこの一連の手続きを初めてにしてはスムーズに出来たとおもう。 早めの関空到着で、JTBデスクでもどこでも並ばずに、焦らずに聞く事が可能だったためだろう。 「時間があるけど、どうしよう」 「関空めぐりでもする?何か食べる?」 と言う事で3Fのレストラン・ショップ街へ行き、奥さんが 「お好み焼き」 をご指名になり「ぼてじゅう」を食べた。隣に座って食べていたカップルは××人らしく、 「くちゃくちゃ」音を出して食べていた。 「嫌ね」 と奥さんは言っていた。 二人とも早食いなのですぐに手持ち無沙汰になり、長く喋るタイプでもないのですぐ店を出、 奥さんは化粧を落としにトイレへ。 「何処のトイレにしよう?」 と、ふらふら歩いたが、結局一番初めに行った4Fのトイレへ、近くに椅子があるということに。 奥さんを待つ間、僕は一人ベンチに座り、4Fにもあるショップなどふらりと見ていた。 国際空港ということで、外人も当然大勢いた。勿論日本人も。しばらくして、すっぴん奥さんが戻ってきて今度は僕がトイレへ。 清潔だけれど、手洗い場の蛇口がオートでないので、関空経営って苦しいのか?と要らぬ想像を働かせる。 さて、便所が済むと3時ごろになっていたので水を買っていよいよ 「出国するか、免税店もあるし」 と、南出発口へ。先買っていたチケット(テレホンカードみたい)を出して駅の改札みたい なところを通り、手荷物検査とボディーチェックへ。 二人とも問題なしで、次の出国審査へ向けて階段を下りて進む。 係官は無表情でとても怖い感じだったがすぐに済み、二人ともとうとう国外へ。 ルンルン、不安、と言う気持ちがごちゃまぜになって、妙にハイテンション。 すぐに免税店が目に入り、 「見るか」 「うん」 と、見て回る。僕はまず、酒、ウイスキーの類の値を見たが、国内で買う方が安かったり、 または、変わらないので少々がっくり。でも、ディスカウント店の努力は本当なんだと感心し、 日本に帰って買おう!!と思う。女房は化粧品の方へふらっと見に行っていたが 「別に・・・・」 てな感じで、 「何か買う?」 「・・・・・・」 「じゃあ次行こう」 「あっ、グッチ」 ・・・・・見るだけ。 「カルチェ・・・・・」 ・・・・見るだけ 「へえ―――」 ・・・・見るだけ と、二人とも足早に人の流れの先にあった、小さな列車へ乗る。どうやらこれで登場口まで 行くらしい。ちなみに46ゲートだった。空港の一番端っこだ。 奥さんはもう少しショップを見たかったようだが 「もどる?」 「いいわ」 と、46ゲートまで行く。 そこにも小さなショップがあった。人はまばらで西洋人がほとん どだった。中には長いすで寝転がっている人も。ガラス越しにアメリカン航空の飛行機、 (自分たちが乗るやつ)、滑走路が見え、空港にいるんだという実感がいよいよ湧いてきた。 ショップへはボストンバックが重かったので、かわりばんこにそれを見張り、一人ずつ見学。 本当のおのぼりさんだ。 最初奥さんが見に行ったけど何も買ってこなかった。彼女は購買欲が余りないのか、それと も倹約家なのか、それはこの旅の間中同じであまり買わなかった。 次に僕が見に行き、そこでも酒の値を見た。先のショップと同じだった。 ただ、日本酒が「侍」とか、いかにも日本を連想させる名前が付けられ、徳利を模した瓶や、陶器に入れられ売られていたのが目新しく面白 かった。西洋人がさっそく手に持ち、今にも買いそうにしていた。また、 「イズデイステープレコーダー?」 と店員に聞くと、 「デイスイズカセットレコーダー」 と日本人の店員が答えていたのが不思議だった。二つに違いはあるのだろうか? しかし、店員が 「英語でしゃべっとる!」 と、いたく僕は感心した。 他の商品は香水とか、ブランド物の小物とか、煙草(本当に税金を吸っているようなもの!)が置いてあった。 そこをでて、ドリンクスタンドへ。そこではアジア系の貧相な男が 「ハウマッチ?」 と、日本のスナックの値を聞いていたが思ったより高かったのか?。他の スナックも物色していたが結局何も買わなかった。 僕はビールが飲みたかったけど、免税なのにどうして安くないんだ?と言う値段だったし、 飛行機の中でただで飲めると聞いていたのでぐっと我慢していた。(女房には一週間の禁酒と いってあるが、実は三日前にビール一本飲んでいた) そこの斜め前の小さなみやげ物店へ行くと、日本のしょうもない、中高生が買うような土 産物の置物や、旅の小物、雑誌、日本製の電気製品などが雑然と売ってあり、なぜかアジア 系の外人が多くいた気がする。白人はここには余りいなかったようだ。 一旦ベンチに戻って 「何か飲む?」 と言う事で、UCCホットコーヒーをさっきのドリンクスタンドで買って二人で飲んだ。 旅行後に思ったことだが、アメリカのどでかい紙コップのコーヒー(2ドルもしない)を思えば、ここの小さな紙コップ一杯 300円(ぐらいだった)は高すぎる! 「雑誌もうっとったで」 「どこで」 「そこの通路入ったらすぐの所」 「見てくるかな・・・・」 と奥さんは、文春を買ってきた。あと、飛行機の中で飲む水をもう一本買った気がする。 飛行機の離陸などをぼんやり見たり、空港にあった情報端末で、ニューヨークの天気を調 べたりしながら時間を潰した。 ちなみに、晴れ、曇り雨、曇り、曇り、ということで 「雨か・・・・・」 と少々がっかり。しかし、結果的に雨の日は二日目の午前中だけ、それもメトロポリタ ンの中の観光だったので全く困らなかった。 さて、いよいよ人もたくさん集まって来て、搭乗時間になった。 「あいつの隣にはなりたくねーな」 と言う心配がこの時、二人の話題だった。その男は目が痛くなりそうな色のジャンパーを着た坊主頭の 二十五、六の中肉中背のリュックをしょった男で、終始落ち着きを欠いた様子で椅子に座ら ず、ロビーの机の前で、何やら立ったりしゃがんだり、机に向って何か書いたり?としてい た。また、女で透け透けの黒のメッシュの上着を着て、金のネックレスをしているヤンキー風体。奥さんは 「うるさそうな子供の隣は嫌だ」 と話していた。 因みに我々は、フリーステイのパッケージ。 ワンポイント 水は飛行機の中でタダでもらえます。お酒も。CAに「水ください」と言えばOK。 けれど、ペットボトルは便利でラクです。 栓が締められるというのはこうも便利なのかと思うのが狭苦しい飛行機です。 エコノミーの話。 |