律子の情事

彼の手が、律子の頬をやさしく刺激した。
ベットの上で律子は体をくねらせた。
肩から脇、横腹へと手はすべるが、律子の要求どおりに彼の手は動かない。
それが新鮮だった。
高ぶりを求めて大胆なシチュエーションがどうしても必要だった律子だったが、今は違った。
ベットの上にただ身を横たえていれば快感は彼が与えてくれた。
彼の手が律子の求める周辺に来た。
律子はそのまま行ってと願ったが遠ざかっていった。
体が自然と彼を求めて揺らいだ。
腹部に熱く震え、今にも爆発しそうな塊ができていることに律子は驚いた。
それがこれまでにない絶頂をもたらすものであることは自然と解った。
やっと彼の手が胸の頂に触れた時、律子の口から官能の声が漏れた。
そして自らの太ももにヌメル感触を感じた。
今までにない快感に律子は陶酔し始めていた。
彼と優しく口づけを交わした後、律子は何時もなら言えない事を彼に求めていた。
「まだ・・・・・」
彼はそう言って再び律子への愛撫を続けた。
「マグロのようだ。」
と、以前の男に言われたことがあった。
女友達に聞いてみても、それほど自分が不感症だとは思わなかったし、言われるほどマグロでもないと思っていた。
男に「下手くそ!」と心の中では言っては見るが、口には出せなかった。
体が跳ねる・・・・。
律子は敏感に反応する自分の体に驚いた。
彼が女の花芯に触れると律子は自ら体を開いていた。
腹部の熱い塊は次第に大きくなり、律子の頭をしびれさせていた。
耳の下に自らの脈拍が大きく聞こえ、律子は今まで発したことのない声をあげていた。
脊髄の中心を駆ける、とろける様な痺れが脳まで達し、体は自然と反りかえった。
手足にも甘美な痺れは伝わり、律子は彼の手を太ももで挟んでいた。
ゆっくりと動き続ける彼の手を律子は震える両手で制したが、止める事はできなかった。
律子は自分が壊れるのではないかと思った。
胸の鼓動が喉近くに感じられた。
しびれた上に続く彼の愛撫は、律子の自制を突き抜け崩していった。

先週は当ブログもお盆休みをいただきました。
さて、今回はぬれ場に挑戦。
書けているか?
うーん・・・・・・・・

スローセックス完全マニュアル