おでん。
おでんと言えば京都南座近くの「蛸長」を思い浮かべる。
池波正太郎の本「むかしの味」で紹介されている。
この店で、聖護院大根や、飛龍頭、コロや海老芋、湯葉など、京都らしいおでん種で酒を飲むのは、私のた のしみの一つである。ことに名物の蛸は、仕込から下ごしらえに至るまで、長年の蓄積があればこその旨さだ。
冬に女房と二人でふらりと入り食べた。
いまや何を食べたかは正確には忘れたが、海老芋(とても美味しかった!)、蛸は食べた。
熱燗が妙に美味しかった。
以来我家のおでんには蛸が入るようになった。写真にはないけれどね。