MTUブラックホール
MTUブラックホール
現象・診断基準
- 特定のサイトが視られない。
- その特定のサイトの一部ページが視られない。
- その視られないページには比較的多くの画像がある。
- その特定のサイトでも、テキストのみのページは問題なく視られる。
- 他のサイトでは問題なく画像も見られる。
- その特定のサイトでも時々画像が視られる事がある。
- ブロードバンドルータを利用している。
- 通信速度を調整するソフトを使ったことがある。
- MTU値を変更したことがある。
- 違うブラウザでも同じ現象である。
(IE7は画像受信もしくは表示に不具合があるらしい2007年4月29日現在・・・その関係で時々画像が表示されない事も有)
MTUブラックホール問題とは、上記の現象が起こる問題です。
主に、ブロードバンドルータ使用時に起こっているようですが、
ルータ経由以外の使用でも起こる場合があります。
なぜか?
詳しい解説は他のページにお任せするのでここでは簡単に。
インターネットの送信単位は上限1500バイトになっています。
その上限内で、1400~など小さい単位で送信しているネットワークが存在します。
YahooとNTTとは今現在2007年4月29日違います。
そこで、大きいデータネットワークから小さいネットワークへ大きいままのデータを送る際に
詰まってしまうというわけ。
詰まらないようにする技術はあるが、ルータがそれを実装していない事があるらしい。
で、詰まってしまい、大きいデータ(画像など)が受信できなく、文字だったら(小さいデータであれば)
受信できるという奇怪な現象が起きる。
「MTUブラックホール」という言葉が分からなければ現象のみをネットで検索するしかなく
初心者にはきつい問題だと思います。
ISPのサポートでもルータ経由など他社の機器を使用している場合の問題については全く相手にしてもらえません。
同じくルータメーカのサポートでもサポートしている人が知らない、ワカラナイ場合がほとんどのようです。
解決方法
ルータを外して使うわけにも行かないので、使っているPCのMTU値を変更します。
変更方法は、他サイト
ブラック ホール ルーターの問題をトラブルシュートする方法
にお任せするとして、ここでは注意点を記入しておきます。
MTU変更ソフト(ADSL通信速度調整ソフト)などで変更している場合は、元に戻しておきます。
WindowsXPのMTU初期値は1500となっているようです。
レジストリのネットワークインターフェイス(LANカード)のレジストリ値の所にMTUを追加して
設定します。MTU値を1454(NTT値他光ではこの数値)に設定します。
設定したら再起動します。
以上で現象がクリアされれば、完了です。
レジストリを変更するのでバックアップを取って記録を残しておくのをオススメします。
因みに管理人はバックアップを取らずにやっています。
いつか痛い目にあうのだろうか?
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