恋と恋のあいだ

フツーの恋愛小説。淡々と恋が進み、なんとなくうまくいく。あんまり誰も傷つかない。
ドラマチックさに欠けていて、物足りなかった。
ただし、文章はキレイで、美味しそうな食べ物が描かれているところは好き。
「はんぺんのなっとう和え」これはやってみようかなー。
モテ系、非モテ系、と恋愛小説をカテゴライズしているけれど、恋愛小説を描く女流作家について、この人はモテている人生か、あんまりモテていない人生か、なんとなく予測できる。
美醜に関係はなし。独断と偏見に基づく予測。
モテて来た人…野中柊、江國香織、村山由佳、谷村志穂、川上弘美、田辺聖子、和泉式部
モテなかった人(痛い思いが多い人)…山本文緒、林真理子、藤堂志津子、唯川恵、紫式部
などなど。今思いつくのはこんなもの。角田光代は微妙。
モテなかった人の文章からは、なんとなく潜在的な男ギライを感じる。
しかし、男性の描く恋愛小説…吉田修一とか石田衣良とか辻仁成とか藤田宣永とか、みんなモテそうだ。モテなかった男の描く恋愛小説って、ちょっと読みたくない、というのは偏見かー。