ニューヨーク到着!


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真夜中の駐車場 真っ暗だ!
真夜中の駐車場




















これがシェラトンホテル。(写真は他日撮影)
シェラトンホテル




















ニューヨーク到着!
  ――ホテルまでの不安な行程 真夜中の駐車場 怖!――


 ダラス空港、十七時三九分発のニューヨーク行きへ。
便名は一緒だったが、一回り小さい飛行機に乗り込む。 席は左右に三人がけで、通路から僕、奥さん、ニューヨーク在住の男になる。
定刻に離陸し、再び空の旅へ。二人ともかなり疲れていたが出された機内食をサラダを残し全部平らげる。ニューヨーク男は
「まずい」
とほとんど残していた。
サラダをどうして残したかと言うと、レタスのブロックがごろんと奥さんのに入っていたからだ。 多分洗わずに切っているのだろう。それにだいぶ干からびていた。
この時寝たかどうか覚えていないけど、水をダラスで捨てたので喉が渇き、ミルクコーヒーを2杯飲んだ。
カップを持って
「ワンモアプリーズ」
と言うと、何やらスッチ―嬉しそうに二杯目をくれた。が、西洋人の話し方はやたら唾がとぶらしく、しぶきを浴びてしまった。文句を言おうにも英語がわからないので、半ばやけくそ、半ば諦めてコーヒーを飲む。
トイレにも行った。基本はジャンボと変わらないが、やはり国内線の方が幾分汚かった気がする。それに、毛布(ワインレッド)枕(紺色の紙の枕カバー)が一人一個ではなく二人一つの割合にしかなく、相変わらず寒い機内、奥さんと一つの毛布を共有する。
「隣の男に要るかどうか聞いてみる?」
と奥さんが言うが
「アメリカ人は自己主張するだろう」
と、ほっといた。

窓の外は次第に暗くなりだしていた。
九時にはもう真っ暗だったと思う。10時近くなると飛行機も高度を落とし、雲の下へ。 すると、どこか解らないが町の明かりがちらほらと見えた。そしていよいよ
「ポンッ」
とチャイムがなる頃にはニューヨーク市(ニューヨーク在住の男によるとマンハッタンは機の左側)ブロンクス、クイーンズの夜景がすばらしく見えた。 ヘリツアーをしなくても十分楽しめた。
「すごいなー」
「アメリカの光はどっかお洒落だね。」
とうとう、ニューヨークにきたという実感が、その夜景、光の多さによって感じられた。 「ブライト・ライツ・ビッグシティー」だ!
ニューヨークの男も見入っていた。
そう言えば、この男に「何処に泊るのか」聞かれたので「秘密じゃ」と言っておいた。その男、手は機械オイルで汚れていたし口髭も生やしている30ぐらいのやつだったが、どこか胡散臭さがあった。 ホテルに訪ねてこられても迷惑だ。というわけ。

窓の外は花火も数発あがっているのが見え、男は親指を立てて僕に
「グーッド」
と言う。頷いておいた。
やがて、大きな振動とともに着陸。成功!
奥さんは窓の外に
「ウエルカムツーニューヨーク」
の字が見えたらしい。うらやましい。ちなみに僕は帰りに見ました。
「ポンッ」
とチャイムが鳴りベルトを外しボストンバック、ハンドバックを持って機外へ。 皆早く外へ出たくて腰をあげるのが早く、まだと解っていても立ったまま人が動き出すのを待っていた。
僕は便所に行きたくなり機外に出てから、少々人との流れから外れるのは不安だったがトイレを探していく。 空港からホテルまで持ちそうになかった。トイレの外では奥さんが一人ボストンバックを持って寂しく待っているので早々に済ませた。
ホテルに着くまではツアーなので、他の人たちが待っていると思い、足早にスーツケースを取りに行く。入国審査は済んでいるので面倒はなかった。
フロアを一つ降りて一階へ行くとそこにも便所があり
「こっちですれば人も多くて・・・・」
と思うが後の祭り。ちょっときょろきょろしたが、荷物受け取り所はすぐにわかりターンテーブルで回っているスーツケースを受け取る。無事だった。
 やはり、同じツアーの人が待っていてくれたが、JTBの人がまだ来ていないとのこと。ついて早々だし、真夜中なので少々不安になる。
 しばらくしてやっと小柄の日本人のおっさんが来る。サスペンダーなんかしていてちょっとお洒落か?
 空港の出入り口付近には白人黒人が入り乱れている。人を待っているのだろうが、何をするでもなく居るので少々怖い。 白人の姉ちゃんの露出ぶりには感心するが、一方で小柄のJTBのおっさん本物か?と不安になる。だって日本人といえども信用できないのが外国なのだ。 車の方へ行くと言うので、空港を出て、歩いて駐車場の方へ行く。
 おっさんの歩くのが速いので僕の後ろに居た一番後の奥さんに、僕の前に行けと言うと何やらぶつくさ言っていた。気温は
「気持ちいいね」
と、奥さんが言うぐらいだから、18〜20度ぐらいだったろうか、さらっとしている。横断歩道を二つ渡り真っ暗な立体駐車場の前に来て
「車を持ってくるので待ってて」
といわれ、七名で待つことに。
おいおい、こんなところで本当に大丈夫か?と思うがしょうがない。回りは時間も時間だし、ヤバそうなおっさんや、汚らしい格好をした親父が多い。見る顔全てがヤバそうだった。 もし、JTBのおっさんの持ってきた車がヤバそうだったら、身分を確認しようと思った。出発前の説明でも、
「ヤバそうだったら必ず身分の確認をしてからにしてください。」
と言われたのを思い出す。奥さんがツアーの群れから外れて外に居たので僕の目の前に来るようにする。このときは本当に、不安、恐れがあった。
だいぶ待たされてから、おっさん黒いでかい車を持ってくる。
車には何やら書いてあり、もう忘れたが観光局の番号が書いてあったのでひとまず安心。本物だろうと一人納得したが最終的には車の中のガイド用のマイクをみて、嘘でそこまでしないだろうと100パーセント信用した。

車は、36号線、18A線、クイーンズ・ミッドタウン・トンネルを抜けマンハッタンへ。
11時過ぎにシェラトンホテルにやっと着いた。
「夜間でもここら辺りは歩いても大丈夫」
と言われたが、初めての土地で夜出歩くのは余りにも危険と、明日の朝飯はなかったが、持ってきたクッキーで我慢することにし、早々にベッドへ入った。



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