なぜ食べてくれないの?  鳥居徹也

【送料無料】なぜ食べてくれないの?

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朝ごはんからはじまる  山本ふみこ

朝ごはんからはじまる

朝ごはんからはじまる

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カレーをつくろう! 栗山真由美

カレーをつくろう!

著者:栗山真由美
夏だ!カレーの季節ですね!私も夫もカレー大好きなので、夏は週一回はカレーだ。
最近はナスとピーマンをたくさんいただくので、ひき肉でドライカレーを作るけれど、本当はインド風サラサラカレーが一番好き。
タイカレーもよく作る。材料さえあれば20分でできるし、忙しいときによい。
じゃがいもゴロゴロバーモントカレーも作るけど、肥るし、ちょっともたれる。
この本ではいわゆる「カレールー」は使わない。「カレー粉」から作る。本格インドカレーから、和風カレー、タイカレー、&カレー味の炒め物、煮物、揚げ物、麺類までさまざま。
この本のレシピで「本格インドカレー」を作ってみた。セロリ、ジャガイモ、人参、リンゴ、トマト水煮をミキサーにかけて、たまねぎをじっくり炒めてつくる。ちょっと手間がかかったけれど、美味しかった!
私にもとっておきのレシピがある。2時間ぐらいかかるので余裕のあるときしか作らないけれど、かなり美味い。私が死んだら夫が一番悲しいのは、このカレーを食べられないことではないかと思う。「どこかに作り方書いてあるの?」と聞かれるし。
私の部屋の、あるノートにそのレシピは書いてある・・・
今は究極のカレーうどん作りに挑戦したい。カツオだしとスパイスがちょうどよく合わさっているもの。富山県は高岡にすごく美味しいカレーうどん屋があったなあ。
食べたい・・・

プリンにしょう油でウニってホント? 田中ひろみ

プリンにしょう油でウニってホント?

著者はイラストレーター&ライターの田中ひろみ氏。本の題名にあるような、ウワサの食べ合わせに果敢に挑戦し、似た味か、食感、香り、見た目、美味しさなどから鑑みて大満足~不満、と判定している。
さすがにプリンにしょう油をかけるのはイヤだ。実験料理に興味はあるけれど、バナナにマヨネーズとか、みかんにしょう油(イクラらしい)とかはやりたくない。
それでも不気味とも思われる組み合わせに意外に「満足」の評価が出ていた。
さっそく自ら試してみたのは「豆板醤+マヨネーズ=明太子」。明太子・・・ちょっと似ていたかも。私は冷ややっこに塗って食べたけど、なかなかグッド。食パンに塗って焼いても美味しいかも。
あと、是非やってみたいのは・・・(自分用のメモとして書きとめておきます、すんません)
・ヨーグルト+イカの塩辛≒キャビア(キャビア食べたことないのでわからないけど)
・ツナ+都こんぶ=シメサバ
・ゆで卵の黄身+ハチミツ=甘栗
・甘納豆+ブランデー=マロングラッセ(これはもう、絶対やる!)
・インスタントうどん+レモン汁+タバスコ=トムヤムクン
美味しそうですよね?結果は・・・まあ知りたい方にはお教えしましょう。
たくわん+ホットミルク=コーンスープ、もこの本では「大満足」評価だったけど、ちょっと不審。
野菜ジュース+牛乳でフルーツ牛乳というのもあった。フフン、と思った。私は仕事が忙しくて昼ごはんが食べられないとき、よく豆乳+人参系野菜ジュースを混ぜたものを飲んでいた。
ほどよくとろみがついて味も美味しいし、とっても腹持ちがよい。美肌効果も?
ま、味の革新派の人はこの本を参考にチャレンジしてみてはいかがでしょうか?

向田邦子の手料理  向田和子

向田邦子の手料理

向田邦子氏の妹、向田和子氏の監修で作られた本。
10代終わりから20代前半まで、向田邦子の大ファンだった。小説、随筆はすべて読んでいた。
特に随筆。『父の詫び状』が有名だけれども、どの随筆もすばらしくて何度も繰り返し読んだ。
その勢いでこの本も20代前半ぐらいに購入したと思う。今も本屋で売られていて、版を重ねているんだー、と嬉しくなった。
見て読んで、試しに作って、とても楽しい本。料理だけではなく、家族とのエピソードや食にまつわるエッセイ、向田氏の友人たちの寄せた文章もある。
文章のセンスはもちろん、料理のセンス、洋服のセンス、生き方のカッコよさ、私の憧れの女性の一人だ。
向田氏の若い頃の写真もいっぱい。彼女はすごい美人というわけではないけれど、ハッとするほど美しい。センスのいい女性は、自分を美しく見せることも得意なんだと思う。
「プロに撮ってもらった写真?」と思うほど素敵に撮れているものが多いんだけれど、後に向田氏がひそかに交際していた男性が撮ったものだと判明して、ああ、なるほど、愛に溢れているわけだ、と納得した。
近頃暑くて、台所に立つのがおっくうになってきた。料理本でも見てヤル気をださないと、と思ってこの本を本棚から引っ張り出す。
今晩は「にんじんご飯」にしてみようかなー。「トマトと青ジソのサラダ」もさわやかでいいかも。

松居一代の開運おそうじ本

松居一代の開運おそうじ本

私にとって、ダイエットと掃除は永遠のテーマ。
ダイエットは続かないけれどダイエット本を読むのは大好き!掃除は苦手だけど掃除本を読むのは大好き!だ。
掃除が苦手というのは、別に脳が掃除向きでないとかではなく、汚れが気にならないタイプだということ。まあ、家というのは住めば、使えば、ある程度汚れるよねーとおおらかに構えすぎるのだ。
汚れが気になる同居人にはときどき我慢できないみたいだ。
何事もモチベーションを高めるためには、読書が一番なので、この本を手にとった。
やる気出ますよ。自らを反省しますよ。自分だったら一生放置しそうなところも、松居一代は見逃さない。
玄関、リビング、台所・・・と、掃除のチェックリストがついているので、何からしていいかわからない!という掃除苦手っ子さんでも大丈夫。
玄関のチェックリストでは例えば
・ 表札が汚れていませんか
・ 植木の葉が汚れていませんか
・ ドアホンが汚れていませんか  
・ ちょうつがいにホコリがたまっていませんか  など。
 ドアホン、ちょうつがいなどは盲点だ。
すごいなあーと思ったのは、「本邦初公開」とされている(大げさな…)セントポーリアの鉢植え。14年間も毎年花を咲かせているらしい。私はサボテンすら枯らすというのに。
前に、和製ビヨンセみたいなタレント(ぽっちゃり)の部屋がテレビに出ていた。うそ?と思うほど汚かった。松居一代が懇々と説教していた。
んー、確かに太っている人の部屋は汚いかも。というか、一事が万事というか。(全国の太っている人、ごめんなさい)
掃除したら体も動かすし、シェイプアップにもなるし、がんばらなければ。(なるべく)

サルでもできる料理教室 清水ちなみ&OL委員会

今日から四月。入学式や入社式が多い日だ。新しく一人暮らしを始める人も多いのではないだろうか。はじめて料理をする人も。
サルでもできる料理教室
サルでもできる料理教室(2(超便利シチュエーション別篇)
は、時々読み返して参考にしたり笑ったりする本。料理本とはいえないような料理本でおかしい。たった一行のレシピもある。
例:◎ココアアイス
 冷凍庫の氷に甘めのココアパウダーを振りかける。そのままがりがりかじる。
とか
◎ホット塩辛
 塩辛をアルミホイルに入れ、フライパンで煮る。チリチリになったら七味をかけて食べる。
とか。
OL委員会のメンバーがそれぞれの自慢レシピを披露している。
写真もない、簡単レシピの羅列で、無駄を省いた説明が独特の文体を作っている。
もちろん、料理のヒントになったものも多数。「簡単ティラミス」はハマッて、何度も作った。
ここで、私が考案したダイエットレシピを披露します。
鍋で豆乳を温め、キムチを適量入れる。下ゆでした糸コンニャクを投入する。(えのきを入れてもよい)→ダイエットラーメン。とんこつラーメンの味がするよ!本当だって!

幸田文しつけ帖

家事一般、とくに掃除については主婦でありながら劣等生だ。自分の親も掃除にそれほど熱心ではなく、掃除の仕方を厳しくしつけられたこともない。結婚当初、掃除については夫にかなり言われたが(夫の実家はいつ訪れてもチリひとつない)今は完全にあきらめてくれているようだ。
でも、掃除・家事の本を読むのは大好き!(ダイエットの本を読むのも大好き!ダイエットできないけど)
この本の著者、幸田文の父は明治の文豪、幸田露伴。幸田文は小説も面白いが、父にまつわるエッセイも多い。「幸田文全集」を定本にして、「父のしつけ」「家事のしつけ」「礼儀のしつけ」についてのエッセイを娘の青木玉が選び、一冊にまとめている。
父の露伴のしつけは厳しい。とくに掃除については、雑巾の絞り方、はたきのかけ方、道具のしまつなど。生母を早くに亡くしているからか、父親が家事のしつけでこれほど言うものか、と思う。容赦ない言葉がとんでくるけど、娘の文は実に素直に、従順に受け入れて父をうかがっている。父親への信頼と尊敬がものすごく伝わってきた。
家事をしつけることは、親にとっては面倒だと思う。子どもにさせるより自分でやったほうが速いし、叱ったり押し付けたりもしたくない。でも、子どものころのしつけが一生、宝になるんだなあ。うちの親も、もっと厳しく掃除の仕方を教えてくれたらよかったのに、なんて。30過ぎたら自分の責任ですね。
幸田文の文章はいつ読んでも「濃い」。入試問題になりやすいのも分かる。一つ一つの言葉が深い意味を持っていて、それが文脈の中でしか生きてこない使い方をする。自分だけの言葉を選んで使う姿勢がいいなあ、と思う。
「女性の品格」はベストセラーになった。「しつけ」も、もう一度見直されるかも。
ベストセラーの予感…3月に刊行予定の「台所帖」にもおおいに期待する。