淑女の身の上相談  五月女ケイ子

淑女の身の上相談

淑女の身の上相談

価格:1,155円(税込、送料別)

癒しのチャペル 辛酸なめ子

題名:癒しのチャペル

筆者:辛酸なめ子
漫画、イラスト、コラムを描く辛酸なめ子氏のイラストつきエッセイ。
かーなーりー毒があるので、心の清い人は読まないほうが無難です。
誰もツッコめない場所に行き、辛酸氏独自の視点で観察している。
例:・相田みつを
  ・森光子の舞台
  ・美輪明宏トークショー
  ・天皇家の一般参賀
  ・引田天巧イリュージョン
  ・中森明菜コンサート      
例えばお茶の間ではツッコめても、公共の電波などではタブーとされるシチュエーションだ。
こういうブラックさがものすごく嫌いという人も多いと思うけれども、物事を自分だけの価値基準で見る姿勢はすごいと素直に思う。
曽我ひとみさんが日本に帰国したときの会見で語った言葉を「詩」ととらえ、その詩の内容について辛酸氏が感じたことは?
ここが、一番感動(感心?)した。

不食 人は食べなくても生きられる

このような本を果たして出版してよいのでしょうか?冗談と思うしかない。
著者は三年間不食実験をして、食欲中毒から解放されたと言っているけど…
食べてるじゃん!!以下引用
〈砂糖は毒砂糖と意識して摂らないようにした。ただ楽しみとして、結構コンビニの駄菓子を食べた〉
〈ここのところの平均的な食べ物は、自宅の畑でとれた野菜だ。それ以外は食べない。たまにアイスクリームを買ってきて食べる〉
〈理屈は、僕が食べるのは決して栄養のためではない。単なる嗜好からだ。それ以上ではない〉
嗜好から食べるものは食べなかったことになるの?すごい言い訳。
著者は性生活の本も出しているみたいだけど、きっとすごいんだろうなー。
出版社の良心を問う一冊。