西加奈子氏の新刊。
またまた少年が主人公。
小さな温泉街の小さな旅館の息子である「ぼく」。ある日、美少女のコズエが転校してきて、
自分の旅館の従業員の寮に母子で住み込む。
コズエが気になってしょうがない「ぼく」、そして周りの大人。子ども。
5年生になって、女子たちはなんだか急に大人っぽくなっていき、
男子はみんな相変わらずバカである。
自分はバカみたいな「男子」でいたくない!と考える「ぼく」だった。
思春期の初めの時期のたいへんな、ヒリヒリするかんじをうまーく描いていたと思う。
せつなさも満点。
「男子」のみなさん、かつて「男子」だったみなさん、かつて「男子」であることが
嫌だったみなさん、読んでみてくださいね。