チーム・ブライアン   ブライアン・オーサー

表紙は、羽生ゆづる選手と著者。

私もミーハーなおばちゃんなので、フィギュアスケート大好き!

真央ちゃんの休養、大ちゃんの引退は最もなことと思いつつ、寂しく感じている。

羽生くんも、上手ね!と思うけれど、ソチではちょっとパトリックに同情した……

さて、この本は、ブライアンオーサーのコーチとしての秘話が描かれている。

彼の関わったスケーターの持ち味、苦悩、性格が描かれていて興味深かった。

キムヨナがバンクーバーに向けて、どれだけのつらさを抱えていたか、あの細い体で
どれだけのプレッシャーに耐えていたのかと思うと、本当に気の毒になる。

あとは、安藤美姫さんの恋人でもある、ハビエル。
かなり、テキトーなスペイン人だそうだ、やっぱり。すごくいい人そうだけれど、
「ツメが甘い」感じがスケートにもよく出ている。

単純に面白かったです!

羽生選手、手を抜くのが苦手で、見る人をちょっと疲れさせるとブライアンは評価。
なるほど!納得!

名コーチというものは、本当に、よく人を見ているものですね。

雨のなまえ 窪美澄

前に紹介した、窪美澄さんの本『ふがいない僕は空を見た』
が面白かったので、また手にとってみた。

『ふがいない…』とはずいぶん趣が違う、読んだ後にどんより~とする短編集だった。

パート先で若い男性に心ときめく主婦とか、
生徒に、昔好きだった少女を投影する中学教師とか…

あんまり救いはないけれど、
最後の話がとてもよかった。

夫と別居し、息子と二人で生きていこうとする女性の話なんだけれど、
人間はオセロのようなものではなく、本当に善も悪もからみあってるマーブルケーキみたいな
ものなんだよなあ…と感じさせられた。

ポースケ 津村記久子

関西地方(奈良)にあるカフェを経営する女子と、

そこで働く従業員、顧客(すべて女子)

の日常と小さな事件、変化を描いた連作小説。

おもしろかった!

まだ子どもと一緒に寝ているのだが、近ごろ、子どもが寝た後に

本を読む方法を編み出したので…就寝前の読書が復活!

ランニング用に買ったんだけれど・・・

これを、本のそばにおいて読む。明るい。しかし、子どもは起きない。

しかも、眠くなったら指一本で消すだけ!

おためしあれ!