【送料無料】受験必要論 [ 林修(予備校講師) ]
林先生の本。
著者自身が書いたというよりも、インタビューをまとめたもの。
でも、話し言葉もいつも(たぶん)論理的でわかりやすいので、
まとめやすかっただろうな、と思う。
東大に合格し、「受験」では苦労を感じなかったという林先生。
子どものころから百科事典を暗記するようなら、さもありなん。
タイトルにもあるように、「受験」は悪いものではないという趣旨だけれど、
いくつか、非常に共感できるところがあった。
●一芸入試やAO入試にはあまり賛成できない
⇒はい。「学力低下」の原因の一つと思う。AO入試とはいえ、高校の先生の
力量&労力にかかっている気がする。
●現代文はすべての教科の原点、というわけではない。
⇒賛成。私は現代文は、できたけど、その他の科目、からきしダメでした。
●学校の予備校化(補習が多すぎる)は教師を忙しくし、生徒にとってもよくない。
⇒賛成。学校の教師は忙しすぎる。放課後も、土日も、年末年始もない。
これでは、教材研究したり、その他、幅広い教養を身に着ける時間がない。
視野の狭い教員に、これから世界に羽ばたく子どもたちを指導できるか??
などなど。あとは、「先生はもとから家庭環境がよくて、頭よくてよかったね」と
いう感じのところもあった。
でも、決して、驕ってはない。やっぱり賢い人だなあと思う。
表紙は、ちょっと怖い。読んでないときは、裏返しにしておかないと、先生に
見つめられて落ち着かない。
しかし、林先生、参考書の出版を、当方待ち望んでいるのですが…
いつ書くの?「今でしょ!」
月別: 2014年2月
さようなら、オレンジ
【送料無料】【本屋大賞ノミネート作】さようなら、オレンジ [ 岩城けい ]
半年ほど前に読んで、いたく感動した本。
今日、本屋に立ち寄ったら、この本が「本屋大賞ノミネート作」であることを知って、
うれしくなった。
主人公はオーストラリアのスーパーで働くアフリカ難民の女性。
夫に捨てられ、子どもに馬鹿にされ、「英語」を身に着けようと英語学校に通う。
だいぶ前に読んだ本なので、詳しくは覚えていないのだけれど、
主人公の女性がたどたどしい英語(本では日本語だけれど)で子どもたちに
話すアフリカの思い出は、圧巻で涙を誘う。
ぜひぜひ、多くの人に読んでほしい感動作です。
本は、読んでいるけれど、ブログを書く時間がない今日この頃。
また、時間があるときに、地道に紹介します。