ユリゴコロ


【送料無料】ユリゴコロ
沼田まほかる
久々に読んだエンターテイメント。
あーおもしろかった。
カフェを経営する主人公の亮介は、婚約者に逃げられた。
母は事故死し、父は癌。
ある日、実家で4冊のノートを見つける。
そこにつづられていたのはおぞましい小説とも随筆とも手記とも言えるものだった。
その真相は?自分の母は本当に実母だったのか?
ノートに綴られていた物語に引き込まれてぐいぐいと読めた。
冷静に読むとリアリティはないのだけれど、
なぜかリアリティを感じさせるのが物語のうまさ。
最後はちょっとホロリ。
愛もあり、面白さもある小説でした。
暇つぶしには最適です!

ストレスに負けない生活


【送料無料】ストレスに負けない生活
熊野宏昭 著
ためしてガッテンというテレビにちょっと触発されて読んだ本。
ストレス…自分はけっこうストレスに強い方だと思うので、こういう本は必要ないような気もするのだけれど、「不安」はある。
ふだんは大丈夫だけれど、ちょっと不安なことや心配事が出てくると、眠れなくなる。
眠れない夜というのはけっこう辛い。「明日も忙しいのに、寝なきゃいけないのに…」
と。
しかし、この本によれば、未来への不安は「妄想」。現在に集中し、今を生きることで
不安から逃れられるとか。
「力まず、避けず、妄想せず」をキーワードに、ストレスの仕組みとこれから解放される方法を
伝授している。
もうすこし具体的な方法が多くあったらよかったけれど。
しかし、この本に書いてあることをちょっと実践したら、寝つきがよくなった。  
この本からは現在の精神医療の問題点も見えてくる。
心の病に悩んでいる人にとっては、ちょっと助けになる本かもしれない。
難しい記述も多かったけれど、文章自体はわかりやすかった。

ぼくはお金を使わずに生きることにした


【送料無料】ぼくはお金を使わずに生きることにした
イギリスの29歳の青年が、お金を使わずに一年生活するという大実験をする。
もちろん、事前に知らせたからマスコミは飛びつく。
取材合戦があり、その後、一年間のお金なし生活へ…
ある土地を使わせてもらってトレーラーハウスに住み、
便所は穴。食事は育てる・採集する・廃棄物を食べる。
電気は自分で起こし、パソコンを使う。
どこへ行くのも自転車。
紙とペンはキノコから作る!
というわけで、もともと菜食主義者の筆者は痩せることもなく
(表紙の写真からして、けっこうなマッチョである)
一年間のお金なし生活を成功させたのである。
恋人は離れていったけれど…
(避妊具を拾ったというエピソードもあり、「残念ながらこれを一緒に使う人が
いない」とか書いてあったが…贅沢だろっと思った)
結論。お金なし生活はできるかもしれないが、男性に限る。
経済社会と無縁ではいられない。ひとりでもできない。
すべてに時間がかかり、余暇ってものがない。
でも、著者はなんとお金なし生活を続けているという。
この本の印税は、彼の理想のコミュニティのために使われるそうだ。
面白いことを考えるイギリス人がいたものです。
よかったら読んでみてください。