Q人生って?
著者:よしもとばなな
作家の副業?のひとつに、人生相談があると思う。
今までにも、いろんな作家の人生相談の本を読んできた。松浦理英子、村上春樹、中島らも、藤原てい、瀬戸内寂聴、などなど…
人生相談を読むのは大好き。新聞にあると嬉しい。今、朝日新聞の土曜日版にお悩み相談欄があるのだけれど、車谷長吉の回答がサイコー。笑える。全く相談になってない。救いがない。でも、率直に自分の考えを述べるところは、やはり人生というものをいい加減に考えていないからだと思う。
さて、よしもとばななの人生相談。恋愛、仕事、子育て、生きることへの不安についての短い質問に対して、あたたかく、かつ真剣に考えて答えている。
答えのベースとなるものはやはり人生経験。数々のアルバイトや作家生活、子育てで得た著者の法則が面白い。
例えば、お茶汲みをしていて、お茶を出したときに、どんなに忙しくても「ありがとう」と言える人は出世するが、お茶を出したあとに長話をし始める人はダメ、とか。
姑の立場からすると、息子の恋人が息子を本気で愛しているか、あるいは単に利用しようとしているかは一目でわかるものだ、とか。
私はお義母さんにどう見られていたのだろう??
結局、人生相談で得られる答えというのは、回答者の人生観なんだなあ。
人生相談を「読む」のは大好きだけれど、あんまり「人生相談」みたいなことを人にしたことがない。思春期に母に「人は何のために生きるの?」と聞いてみたら「食って寝るため」と返ってきた。スゴイ人生観だ。
でも、若い頃にいろんな大人に、人生について、仕事について、恋について相談しておけばよかったかなあと思う。生意気で、あんまり周りの大人に精神的には頼っていなかった。本の世界に頼って…
今は、どっちかというと若者に相談される方になってしまった。人の相談に乗るのはわりと好き。どちらかというと、女の子からの相談の方が得意。かなり真面目に考えて答える方だと思う。
男の子が相談してくるときは(あんまりないけれど)、「よっぽど」の時が多いので、答えるのが大変だったりする。それでも、相談されるっていうのは幸せなことですねー。