レンタルお姉さん物語
著者:比古地朔弥 取材協力:NPO法人ニュースタート事務局
マンガ本です。
「レンタルお姉さん」ちょっとエッチな響きに聞こえるかもしれないが、いやいや、真面目で大変な仕事。ひきこもりの青年を社会とつなげるために、家庭訪問をしたり、外へ連れ出したりする仕事だ。
ひきこもり・・・全然珍しい話じゃない。皆さんの近所、親戚、知り合いにも、一人ぐらいはひきこもっている人がいませんか?
親の庇護でいつまでも生きられるわけじゃなし、健康な若者が働きも勉強もせずに親の家にこもっているのは、社会的損失だろう。
原因はいろいろとあるんだろうけれど、「親」の問題が一番大きいと思う。何でも買い与える、過剰に期待しすぎる・・・これはひきこもり青年を作りそう。
あと、ほとんどのひきこもり青年が家事が出来ないらしい。子どもをひきこもりにしたくなかったら、家事を一通りできるように訓練しておかなくてはと思う。
このNPOでは、寮を準備し、家から出られるようになったら寮生活を進め、自分のことを自分で出来るようにさせ、就労の応援をするのだという。
しかし、「お姉さん」。ひきこもりは男性が多いけれども、そこにお姉さんが現れ、部屋に入ってきたり、いっしょにお出かけなんかして親身になってもらったら、恋愛感情を持ってしまってややこしいことになりはしないか。(もちろん、そうならないマニュアルはあるのだろうけれど)でもレンタルおじさん、レンタルおばさんではあまり効果がないのかな。
ひきこもりの青年たちは、本当は人とのつながりを強く求めている。人とかかわったり、人の役に立つことでこそ生きる意味や幸せを感じるのだと実感できたら、もう大丈夫みたい。
とにかく、子どもを育てる「さじ加減」は本当に難しいみたいですね。