玩具の言い分 朝倉かすみ

玩具の言い分

作者:朝倉かすみ
ちょっとビターな恋愛小説ばかりを集めた短編集。
主人公はいずれもアラフォーの女性たち。恋人がいるにはいるけど、なんとなく高校時代の恋人ばかりを思い出してしまう女性。
初めて付き合った男性が詐欺師、という教師。
父の知り合いの男性に恋の予感をおぼえる43歳処女。
恋人の出現で「リビドー」を復活させる39歳のエッセイスト。
などなど。共通するのは、中年だけど純情な女、というところ。
私もかねがね、「純情かそうでないかは年齢には関係ない!」と思っている。スレている人は子供のころからスレている。純な人は還暦でも純。
私の母とか友人のお母さんを見ても、純さをキープしている感じだ。
この本で印象に残ったのは、「若いころの恋」をつい思い出してしまう女性。よく、男性は過去の恋を引きずるが、女性は引きずらない、というけれど。
ちなみに私の住む地域では「ひきずる」を「ひこずる」と言う。笑える。
引きずることは、時間の無駄だ。無駄とはわかっていてもやってしまうのが人間。恋には不器用な人のほうが(たぶん)多いはず。なんか、わかるなあ・・・と思う小説集だった。
私は引きずりませんが。
関係ないけれど、岡山名物「大手まんぢゅう」を久々に食べた。
冷凍して食べると「アイス大手まんぢゅう」。美味ですよ!
【岡山の銘菓】大手まんぢゅう10個入り