おばさん未満
著者:酒井順子
この間、家から歩いていける薬局で、知り合いの青年に6年ぶりぐらいに会った。
ほぼノーメイク、十ヶ月美容院に行ってない髪はボサボサ。恥ずかしかったけど、思い切って声をかけてみた。彼は一瞬私のことが分からなかったようだ。家に帰って鏡を見ると「なるほど、老けたモンね・・・」
家にいる姿はまさに「おばさん」だが、私もまだのりピーと同い年。気合を入れて化粧し、着飾ればまだ「おばさん未満」と思ってもらえるのではないかと自惚れている。
この本は、40代前半になった酒井順子氏が、自分が直面している「老化」についていろいろな視点から語っている。
完璧なおばさんになってしまう前の微妙なお年頃。酒井順子氏のエッセイは実はあんまり好きではないけれど(でもけっこう読んでいる)、今回はわりと共感できた。
おばさん化が如実に現れるのは「髪」「声」「たるみ」などなど。おばさんはしゃべる声が大きいという指摘に反省。私はとても声が大きい、というか、普通にしゃべっていてもよく通る声なので気をつけねば。
「親の老化」なども、「わかるわかる」というカンジ。60代の親と70代の親とではずいぶん違ってくるだろう。もう無邪気に「娘」をやっていられない歳になってきたのだ。
「アンチエイジング」が叫ばれて「老化はそんなに悪なのか?」と思いつつ、やっぱりできれば若く見られたい。
だけど、この本に書かれているような「イタイ」おばさんにならぬよう、自分を客観的に見る目を持っていたいものだ。