思考の整理学 外山滋比古

思考の整理学

著者:外山滋比古
テレビや新聞で「東大・京大生に一番読まれている本」として紹介されていた。
そういえば本棚にあったよな、と思って読み返してみた。1995年版。398円。今は546円するらしい。本ってこの十何年かでずいぶん値段が上がったんだなあ。
内容は、なるほど東大・京大生にはウケるかも。知識がたっぷりあっても、それを自分で応用してアイデアを生み出さないと「グライダー人間」で終わってしまう。
「グライダー人間」とは、自力で飛翔する飛行機とは違って、引っ張ってもらわないと飛翔できない、指導がないと考えられない人間のこと。
学校教育というのは「グライダー人間」養成所、だとしていると言っている。
たしかに、高校までの勉強は知識を詰め込むことばかり。大学で卒論を書く段になって、自分で素材へのアプローチの仕方を考えなくてはならなくなる。
グライダー人間は途方にくれることだろう。
この本では、メモの取り方、カードの作りかた、アイデアを寝かすこと、ブレーンストーミングなど、具体的に「自分で考えをひねりだす」ためのアドバイスが書いてある。
外山氏の文章はめちゃくちゃわかりやすい。高校入試に頻出なのも納得。
さて、この本は学生よりも、社会人にとって役立つ本ではないかと思う。自分自身を振り返ってみても、働くようになってから、自分で考えたり工夫したりする必要が多くなった。
なので、アイデアが必要なビジネスパーソンにこそオススメします。