夜中にチョコレートを食べる女性たち
筆者は『粗食のすすめ』で有名な管理栄養士の幕内秀夫氏。
題名からして「食生活の改善を!」という内容の本だということは見当がつく。
その通り、女性の食生活の問題点を訴えた本なのだが、食生活と同様に「性生活」も問題だという。
女性は社会進出してガンバリすぎ、男性は雄としての本能を低下させてセックスレスになっていると。で、性欲の代わりに食欲に走り、女性にとって夜中のチョコレートが最高の快楽になっていると指摘している。
「色気より食い気」とはよく言ったもの。別にそれでもいいじゃないか、とも思う。
しかし、食生活が貧しくなるのは確かに悪い。筆者は現代の「砂糖、脂肪に依存した食生活」が乳がん、生理痛、生理不順、不妊、冷え、便秘などを引き起こしていると言う。
「砂糖、脂肪」って美味しいもんねーでも、甘いものを食べ過ぎると私もむくむし、だるくなるし、肌もゆるむ。
筆者が提案する、「今日からできる美人食」は
1白いご飯を一日二回は食べる。
2パンの常食はやめる。
3食事をして、間食は楽しむ。
4外食は和食で。
5液体でカロリーをとらない。
6常備食(のり、漬物、佃煮など)をそろえる。
7副食は季節の野菜を中心に。
8動物性食品は魚介類を中心に。
9なるべく玄米、分づき米を。
10食品の安全性に配慮する。
特に、ご飯をしっかり食べることを提唱している。
炭水化物は大事。炭水化物抜きダイエットはやったことがあるけれど、あれは絶対にやめてください。それが原因かはわからないけれど、私は甲状腺の病気になった。(一生薬を飲まなくてはいけない)
ぷよぷよでスカスカの体では、いくらスリムでも中年以降がしんどそう。若いうちからまともな食習慣をという啓発は必要だと思う。
この本で興味深いのはもう一つ、さまざまな参考文献。性生活の問題では、
が紹介されていた。「彼氏に読ませたい本ナンバーワン」だそうです。パートナーの満足度に不安を感じる男性諸君は読んでみては。
私もちょっとだけ読んでみたいかも。