日本の10大新宗教 島田裕巳

日本の10大新宗教

筆者は宗教学者の島田裕巳氏。
天理教、大本、生長の家、天照大神宮教、立正佼成会、霊友会、創価学会、真光系教団、PL教団、真如苑
・・・など、いわゆる「新興宗教」(筆者はあえて「新宗教」と呼んでいる)と呼ばれる宗教の成り立ちや組織分裂、事件と弾圧などについて、客観的な視点から教えてくれる書。
自分が特に信仰を持たない人間なので「新興宗教」というものに対してなんだか怪しげなものを感じていた。
駅前で「あなたの幸せを3分間祈らせてください」と言われて「いいッス」と逃げたことも数回。
今も昼間家にいると、勧誘っぽい訪問があったりして「要らないですー」とわざとトンチンカンに答える。
要するに、偏見を持っているのです。
しかし、この本を読むと、明治以降に生まれた新宗教ももとは前からあった宗教からの分派であることがわかる。それによく考えればすべての宗教は新宗教から始まり、弾圧などの憂き目に遭ってきたのだ。
少なくともこの本に挙げられている宗教に対しての偏見はかなりなくなった。有力な学園を作っているところもあるし。(高校野球が強いところが多いですね)
これは前から思っていたのだけれど、改めて奈良県は天理市に行ってみたくなった。独特の雰囲気の宗教都市らしい。
特に信仰は持たないと言ったけれど、宗教的なものは好きです。神社仏閣、仏像、教会、宗教的な読み物も。
瀬戸内寂聴先生は「良い宗教とね、悪い宗教の見分け方はね、お金を取るか取らないかってこと。お金を取る宗教はよくないです」と言っていた。
たしかに怪しげな宗教に入ると身ぐるみはがされそうな気がする。
あと、個人的には政教分離をしっかりとしてほしいと思う。
「幸福実現党」は次の総選挙でどこまで躍進するんでしょうか?