されど“服”で人生は変わる  斎藤薫



著者は美容ジャーナリストの斎藤薫氏。『スタイル』というファッション雑誌に連載されていたエッセイをまとめたもの。
なので、対象は30代の、オシャレを頑張らねばならない働く女性というところかな。
私は今はオシャレとは無縁な生活を送っているけれど、オシャレに興味はないこともない。
服も、それなりに持ってる方かもしれない。この間タンスの整理をしていたら、半袖Tシャツだけで50枚ぐらいあった。(アラフォーならこのぐらいたまりますよね、捨てなければ。)
働いているときはちょっと人前に出てもいたので、なるべく好きな格好でストレス軽減?ヤル気増幅?しようとしていた。
しかし、センスにはあまり自信がない。昔の写真を見ても、妙ちきりんな格好をしていることが多くて赤面。
だから、オシャレな人は別にうらやましくないけれど、センスのいい人はうらやましい。
この本は、センス良く服を着るためのヒントが書かれている。それも、皮相的なことではなく、根幹に触れることが多くて興味深い。
好きな服を着るのではなく、自分が素敵に見える服を着ること。TPOに合わせること。センスのいい人を研究すること。鏡をしょっちゅう見ること。28歳の服装をすること。
などなど。デニムの着こなし方も、かなり細かく書かれている。一年中ジーパンの私にはかなり参考になる。しかし落ち込む。
まあ、服なんてものに神経を使うのは贅沢だ。暑さ寒さをしのげればいいのだ。そういう考えもあるけれど、少ない服でも自分がよく見える方がトクだ。
ここ一年はほとんど服など買っていないけれど(買う予定もなし)もうちょっと慎重に買わなければと思う。
タンスには一回も着てない服、一回しか着てない服もある。買うだけで気分が浮き立つのが女ってもんなんだーでも本当にゴメンなさい。