絵のある人生 安野光雅

絵のある人生

画家の安野光雅氏による著。
絵を見る楽しみ、描く喜びについて、語り口調でさらりと書かれている。
油絵を水彩画、写実と中小、画家の生き様など、絵画の世界の案内書になっている。美術評論家の文章ではなく、絵を描く主体ならではの解説という感じ。
これから絵を描こうという人のためのかなり具体的なアドバイスもあり。私は不器用で、絵は見るだけなのでここはいい加減に読んだけれど、読書案内までしてあって、「これは読もう!」というものもあった。
絵を描く人生は絵を描かない人生に比べて充実している、と最後に筆者は述べる。
絵はお腹の足しにはならないけれど、いい絵を見るだけでも人生が充実すると思う。
ずーっと前に、島根県は津和野にある「安野光雅美術館」に行った。とてもよかった。そこで『あいうえおの本』という絵本を買った。

絵を見る喜び、面白さを存分に味わえる絵本です。
学生の頃、画廊でアルバイトをしていたときに、元中学教師の絵描きのおじいさんが、「街の子は田舎の子に比べて絵のセンスがあることが多い」と言っていた。
私は家の周りは田んぼだけ、シカが出るような田舎に住んでいたのでちょっとショックだったが、子どもの頃からいろんな色彩や文化に囲まれていたらやはりセンスがよくなると思う。
パリに行った時、有名な美術館で学校の遠足と思われる小学生たちをよく見た。パリっ子のセンスのよさは一朝一夕のものではないのね・・・と思ったことを覚えている。
まあ、今からでも遅くはない。絵でも見に行きたいなーと思ってしまう本でした。