言葉のチカラ 香山リカ

香山リカ氏は精神科医。日ごろから言葉には相当気を使う職業だろうと思う。
人って、言葉によってずいぶん気持ちの振幅があるからなあ。
言葉のチカラでは
日常でよく使う言葉をテーマにして、人付き合いの秘訣や留意すべき点をわかりやすくさりげなく教えてくれる。
共感するところもあり、また、「え?こんな言葉で傷つく人もいるの?」と知ったり。
言われて、気分のいい言葉
「こんなに楽しいのは、初めてです」…恋愛の場面では相当効くだろうな。
「お安い御用で」…これは、なるほど気持ちいいかも。自分でも使おう。
言いにくいことを回避する言葉
「ちょっと忙しいです」…「ちょっと」というところがポイントか。
いつか言ってみたい言葉
「私を信じてください」…仕事をしているとき、この言葉を言えるようになりたかったけど、難しかった。
香山氏は、言葉のチカラを鍛えたいならば「最高、感動、奇跡、絶対」の四つの単語は使わないこと、と言っている。テレビや広告はこれが非常に多い。しかし、「サイコー」は私の口癖なので、ちょっとドキッとした。
個人的に思うんだけど、今の中高生って、「最悪(サーイーアークー)」っていうのが口癖になってませんか?雨が降ったり、忘れ物をしたりのレベルでも「サーイーアークー」。
人生で最悪っていうのは、そんなもんじゃあないのよ、と耳元でささやいてみたい。
香山氏の本の話題に戻る。言葉が取り扱い注意だということを、改めて気づかせてくれた一冊。