死にぞこないの青


【中古】 死にぞこないの青 幻冬舎文庫/乙一(著者) 【中古】afb
作者の名は「おついち」と読むとか…乙一初体験。
ホラー作家?と聞いたことがあるので敬遠していたが、教師によるいじめを題材にした
ライトノベルだった。
主人公は内気な小学生。あることをきっかけにして、人気者のさわやかな新任教師から
嫌われ、標的にされ、いじめられ、教室内にもその空気が伝わり、クラスで一番
ダメ人間だという烙印を押される。
でも、ある日、「死にぞこないのアオ」にであい、復讐が始まる…
ここに出てくる教師がホントにひどい。最低。でも、小学生にはどうしようもできない。
ここまで極端な教師はいないだろうけれど、似たケースはあるかもしれない。
昔のことを思い出せば、小学校のときの先生で、子どもに対する好き嫌いが
異様にはっきりわかる先生がいたなあ。
前に紹介した『スクールカースト』でも、教師はクラス運営のために
スクールカーストを利用すると述べていたし…
この小説では、悪い教師にはお仕置きがあったので、すっきりしました。
あっという間に読めます。気軽にスカッとしたい人はどうぞ。