徹底抗戦 堀江貴文

徹底抗戦

筆者:堀江貴文
ホリエモンについても、ライブドア事件についても、まるで興味はなかった。ホリエモンが目立っていた2004年~2005年ぐらいのときは、忙しくてテレビも見ていなかったから、彼について思うことは何もなかった。
前にも紹介した
平気で他人の心を踏みにじる人々
などで、ちょっと彼に興味を持ち、「人格がよろしくないと一部で言われているホリエモンはどのような文章を書くのか?」と思って読んだ。この本の宣伝でテレビにも出ていた。拘置所でスリムになったのに、見事にリバウンドしている。
印象は・・・この人はずいぶん率直で「身も蓋もない」言い方をする人だということ。人間の心の機微というのが少ないかも。拘置所生活の中で、寄せ書きを社員からもらって泣いたというエピソードがあったけれど、泣いたのが物心ついてから初めて!だと。
両親の話題でも出てくるかと期待したけど、全くなし。没交渉なのかな。
反省は、していない。自分が悪いことをしたとは思っておらず、悪いのは宮内氏と、亡くなった野口氏という書き方をしている。
日本の検察は一罰百戒主義?で、ひっかかったホリエモンは気の毒な面もあると思う。
確かに、彼には悪いことをしている認識はなかったのかもしれない。
証券取引とか、全く意味がわからないので、ホリエモンのしたことを判断することはできないけれど、まあ、彼の言い分も聞いてあげていいと思う。
しかし、拘置所で性欲を処理するエピソードには閉口。書かなきゃいいのに・・・