題名:平気で他人の心を踏みにじる人々
著者:矢幡洋
凶悪犯罪が跡を絶たない昨今。どうして人を殺せるの?(しかも酷いやりかたで)ちょっと知りたくなり手に取った本。
「反社会性人格とは何か」について教えてくれている。
ホリエモンを反社会性パーソナリティの原像としてとらえ、一章も割いているところがちょっとびっくり。
経済ニュースにあまり興味がないので、ホリエモンの人間性なんて考えたことがなかったけれど、「刹那主義」「快楽主義」「人間関係の軽視」などをホリエモンの著書や言動から浮き彫りにしているので、ああ、悪いことした人なのかも、と思ってしまった。
でも経済犯のホリエモンはちょっと気の毒。
この本では反社会性人格障害の特徴をわかりやすくするため、重大な凶悪殺人犯罪を多数あげ、犯人像に迫っている。
どうやって育てられたら凶悪になるの?これは誰もが知りたいところだと思うけれど、筆者は
1ネグレクト 2不規則でかつ厳しい規則 3ちぐはぐなコミュニケーション 4 幼すぎる年齢で他の子どもの世話を押付けられる・・・などを挙げている。
どうやったら「治る」の?これに関しては、
精神主義によって道徳的感化を行おうとするのではなく、まず「まわりまわって自分の損になるような行動を控えよ」という利害に沿ったレベルから行動抑制を習得させていくアプローチがリアリズム、だとしている。
道徳を教えるにはまず「愛」が前提だと私は思う。「愛」のない人生は、本当に悲惨だ。