【送料無料】すみれ [ 青山七恵 ]
お盆休みの一日、やさしーい夫が子どもを近所の公民館に連れて行ってくれた!
そのスキに、40分ほどで読み終えた本。
主人公の藍子はデキる両親をもった平凡な中学生。
ある日から、両親の大学時代の友人だという「レミちゃん」が家に住みつく。
レミちゃんは昔は小説家志望だったらしいけれど、
37歳で働きもせず、家で汚いフリースを来て煙草をふかしている。
両親は忙しく「レミの話し相手になって」と藍子に言っている。
レミと藍子はよく話すようになり、小説家になりたいという藍子に『チボー家の人々』
を勧めたりする。(もちろん、読めない)
…レミちゃんは結局、大人になりきれず、両親もレミちゃんを抱えきれず、
予想通りの結末だった。
青山七恵氏の作品にしては、ちょっともの足りなかったし、こういう話は
どっかで読んだよなあ、という感じがした。
小説観、というものが小説の途中と最後に出てくる。
「いちばん大事な言葉に何枚もいらない飾りの言葉をかぶせて、包んで、本にして、知らないだれかに投げつけてるの。そのうちたった一人でもいい、だれか一人が最後の大事なひと言にたどりついて、それを何かの助けにしてくれたなら、今まで自分が手を放してしまっただれかが、別のだれかにきっと救われるんだって、ほとんど祈るみたいに、無理やりそう信じて、書いてるの」
…これは藍子のことばなのだけれど、=青山氏の考えだったら、なんかつまんないなあ。
そんなに早く小説家としての手のうち見せなくてもいいんじゃないかなあ。
って思う私はひねくれもんでしょうか?