「生きる」ために反撃するぞ!
著者:雨宮処凛 湯浅誠氏と鶴見済氏との対談もある。
雨宮氏はもともとは右翼団体にいたらしいけれど、今は「反貧困」の活動家。「反貧困ネットワーク」の副代表。
この本は、「実用本」だ。実際に過酷な労働条件や不安定な生活にさらされる人のための「自己防衛マニュアル」。
フリーターでも労働組合に入れるとか、派遣先でぼったくられたらどうするかとか、明日の生活費がなくなったらどうするかとか、具体的なアドバイスがいっぱい。
やはり「知識で武装」することがとても大切だとわかる。雇用主でも知らない法律は多いらしいから。
そして、「団結」することも。一人で立ち向かうよりも、ネットワークに入った方が強い。
あとは、過酷な労働の現状。美容師・旅行添乗員の過酷な世界、外国人労働者の人身売買的なシステムなど。
私は運良く、今まで労働条件が酷すぎる!と思ったことはあまりないけれども、これから働くときには困ったことも出てくるかもしれない。そんなときはこの本を読み返してみようと思う。なかなか強気には出られないけれど・・・
一番「ほほう」と思ったのは「セクハラにあわない方法」。雨宮氏は数々のセクハラを受けたが、「ゴスロリ」ファッションにしてからというもの、セクハラどころか好きな男性にも相手にされなくなったという。
なるほど・・・私自身はひどいセクハラに遭った事はないけれど、これも一つの方法。
美しく生まれついて、あるいは気が弱そうに見えてしまってセクハラに遭いがちな方には非常に有用なアドバイスですな。